業界初の機能を搭載!17.1型ワイドのThinkPad W700

前頁の「ThinkPad X200」の概要に引き続き、 ここでは「ThinkPad W700」の機能や特徴などについて見聞きした事をまとめてみました。
ThinkPad W700
会場に展示されたThinkpadの中でも、ひときわ目立つ存在であった「ThinkPad W700」。
このモデルは8月26日に発売されたばかりのマシンで、 今現在、Thinkpadの中では最もハイエンドなスペック構成のワークステーションです。
こちらは主に、マシンに高い処理能力が求められるCADや映像等のデータを取り扱うユーザーなど、 プロフェッショナル向けのノートPCとして販売されたラインナップで、 17.1型の高性能なワイド液晶を搭載し、 ビデオカードやCPUなどにおいても最上位のものを搭載したモデルなども見られます。
さらに今回の「W700」では、フォトレタッチに便利なデジタイザやカラーキャリブレーションシステムを搭載。 このような機能の搭載は業界でも初めてで、 より専門性の高い仕様のマシンだという事を伺い知ることができます。
必要でない方には、あまり興味をそそられる様なモデルではないとは思いますが、 最高性能のパーツで構成された「W700」は動作も素早く、 高いグラフィック性能は拘りのあるゲーマーなどにも向いているとの事。
ThinkPad X200と同様に、内容を書き出してみようと思います。
なお、実際の製品情報については、レノボ・ジャパンの「ThinkPad W700」のページをご参照下さい。

■ThinkPad W700の概要
以下、「ThinkPad W700 」の主なスペックです。
なお、ここでは会場に展示されていた最上位のモデル「ThinkPad W700 27585EJ 」の構成を記載しています。
27585EJ
OSWindows Vista Ultimate 64 SP1 正規版
CPUインテル Core(TM)2 Extremeプロセッサー QX9300
画面17型 WUXGA
チップセット/グラフィックスモバイル インテル PM45チップセット/NVIDIA Quadro FX3700(1GB)
メモリ4GB
HDD200GB/ 7200rpm( FDE )×2
Intel Turbo Memoryなし
光学ドライブBlu-rayドライブ
ワイヤレス5300AGN/Bluetooth
指紋センサーあり
カラーセンサー&デジタイザーあり
バッテリー9セル
保証期間3年
Officeなし
ダイレクト価格(税込)735,000円
グラフィックやCAD、デジタル画像などを扱う分野のユーザー向けに発売された、 モバイル・ワークステーション「ThinkPad W700」。
ThinkPad W700
このモデルは、 CPUにはインテルの最上位CPU「Core2 Extreme QX9300(モバイル向けのCPU)」を搭載し、 グラフィックスにはNVIDIAのモバイル向け最上位GPU「Quadro FX 3700(ビデオメモリ:1GB)」を搭載するなど、 マシンに高い負荷のかかるグラフィックス処理などにも耐えられる仕様となっているのが特徴です。
特に今回のワークステーションにおいては従来までのものとは異なり、 1から設計する事によってより高い性能を実現する事ができたものだという事で、 頂いた資料の中に掲載されていた、昨年発売のT61p(FX570M)と、W700(FX3700)のベンチマークスコアの比較表 を見ても、そのスコアの差は歴然。
3Dmark ベンチマークスコア エクスペリエンスインデックス スコア
Windows Vistaに付属するエクスペリエンスインデックス(PCの性能指標) においても、全ての値で5.9(最高スコア)を記録しています。

これら最新の技術に加え、高速なDDR3メモリを最大4GBまで搭載、そして 200GB(7200rpm/FDE)×2のハードディスクはRAID構成の選択も可能。 ※FDEとは、データを暗号化してからHDDに書き込む技術。
ThinkPad W700 17.1型WUXGA
採用された17.1型のWUXGA(若しくはWXGA+)ワイドビュー液晶は、 高輝度(400nit)、広色域(72% 通常40%程度)、高コントラスト(500:1)を実現した 高画質なディスプレイで、画面にはアンチグレア処理が施されています。
その他、多彩な外部インターフェース郡に7-in-1マルチカード・リーダー、 USBポートを5基搭載し、光学ドライブにはBlu-ray Discドライブを搭載するなど、 マルチメディア機能も充実しています。

デジタイザー&カラーキャリブレーション機能
ペンは右側面に収納可能
これだけを見ても非常に魅力的なモデルなのですが、 今回最も興味深く見させていただいたのは、業界で初めてマシンに内蔵したという デジタイザーカラーキャリブレーション機能
パームレストの右側に配置された128mm×80mmのワコム製デジタイザーは、 専用のペンでの入力が可能となっており、本体右側面にはペンの収納スペースもあります。
そしてさらにそのデジタイザーの少し上には、PANTONE色見本に適応したカラー・キャリブレータセンサーを内蔵。
通常デジカメなどから取り込んだ画像は、実物と少し色が異なって画面に表示される事が多いのですが、 この機能により正確な色を再現する事が可能になります。
キャリブレーション前 キャリブレーション後
左がキャリブレーション前、右がキャリブレーション後。 非常に見難い画像ですが、微妙な色の違いがわかるでしょうか。
キャリブレーション専用LED
実際にキャリブレーションを行うには、専用のソフトを起動させた後、一旦液晶を閉じます。
その間、天板部分に備えられた専用のLEDが点灯し、 キャリブレーションが終了すると、LED点灯及び効果音によって知らされます。
このカラーキャリブレーション機能をマシンに内蔵した事により、 外付けのカラー・キャリブレーターを使用する場合と比べ、 キャリブレーションの時間を大幅に短縮する事ができるのです。
プレゼン開始前、W700を実際に見せていただいた時にはまさかそのような機能が付属しているとは思わず、 右側面から出てきたペンに驚いてしまったのですが、 確かにこの機能は、グラフィック関係の仕事でデジタイザーやカラー・キャリブレーターを使われる方には 面倒が省け、携帯にも非常に便利だと思います。
(モバイルといっても、約3.76kg(構成により異なります)の重量を考えると容易に携帯 できるようなマシンではないのですが、仕事などで携帯する際には余計な荷物が不要になりますし、 部屋間の移動にも身軽です。)
なお、このモデルを含め、今現在販売されている「ThinkPad W700」は 構成がハイスペックな為、価格が一番下のものでも¥420,000(税込)からと他のモデルよりも 高く、上で紹介した27585EJ においては¥735,000(税込)と高額です。(内容を考えると当然なのですが)
どうしても高性能なものが求められるワークステーションでは、そのような価格面の問題もあるのか、 今現在ではまだまだデスクトップが主流。
しかしデスクトップに劣らない高い性能を持ったノートPCも、 以前に比べると格段に価格が低下しており、 将来的には、今以上にモバイル・ワークステーションの需要が高まるという見込みは十分にあります。
今後レノボ・ジャパンにおいても、ThinkPad W700を皮切りにノートPC ワークステーション市場を拡大し、シェアを広げていく(No.1を目指す)との事で、 更なる展開が期待されます。
会場ではそのような話をお聞きすると共に、 プレゼン後、実際に技術者の方によってキャリブレーションを動作させる デモ等も行われました。
当日、かなり沢山の写真を撮ったのですが、 きれいに撮影できたものが非常に少なく、マシンの面白さを上手く伝える事ができないのが残念です。

製品の記事を先に持ってきた為、肝心のThinkpad最新技術について触れるのが後回しになってしまったのですが、 次の記事では、今回のモデルにも採用されているという「最新のThinkpad技術」について書いてみようと思います。
なお、最新といっても技術自体は目新しいものではなく、以前より存在しているものも多くあります。
ただ、より高い性能のマシンが求め続けられるこの業界では、CPUやチップセットなどのパーツ性能だけではなく、 それらを組み込む土台・・・パーツの性能を余す事なく引き出す為のサポートを行う部品や技術面での向上も欠かせません。
そういうわけで、次ページではThinkpad最新技術について書きます。
ThinkPad W700
ThinkPad W700です。
デジタイザーとカラー・キャリブレータセンサー
デジタイザーとカラー・キャリブレータセンサー。
キャリブレーション専用ソフト
キャリブレーションを行う為の専用アプリケーション。
※当サイト上に掲載している 製品や技術の説明、名称・情報などについては、 更新などのタイミングや当方の思い違いなどにより、正確ではない場合がございます。 掲載された製品情報を利用される際はリンク先サイト「 レノボ・ジャパン 」に記載された情報をよくお確かめ下さいますよう お願い申し上げます。当サイト上に掲載された情報を利用する事により、生じた損害等には一切責任を持ちません。
2008.09.05 Friday | Lenovo 【製品レビュー&記事】 | - | trackbacks(0) | 記事URL
▲PAGETOP
同カテゴリーの記事 最新5件
Trackback:
http://shop.denkaseihin.com/trackback/556
※記事と関連性が低い等、管理人が不適当と判断したものについては削除させて頂きます。
新着記事
CATEGORY
まめ知識
COMMENT
  • 巨大なサイズのファイルも一瞬で削除出来るコマンド del
    denkaseihin (04/15)
  • 巨大なサイズのファイルも一瞬で削除出来るコマンド del
    原田 (04/14)
  • HPの h8-1080jpレビュー 内蔵GPU〜GTX580まで可のSandy Bridge搭載マシン
    denkaseihin (09/18)
  • HPの h8-1080jpレビュー 内蔵GPU〜GTX580まで可のSandy Bridge搭載マシン
    ヨーイチ (09/18)
  • HPの h8-1080jpレビュー 内蔵GPU〜GTX580まで可のSandy Bridge搭載マシン
    denkaseihin (09/14)
  • HPの h8-1080jpレビュー 内蔵GPU〜GTX580まで可のSandy Bridge搭載マシン
    MN (09/13)
  • Firefoxでcookieが保存されないという現象が発生したら
    denkaseihin (10/28)
  • Firefoxでcookieが保存されないという現象が発生したら
    KEKE (10/27)
SMTWTFS
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  
<< October 2019 >>
RSS
ARCHIVES
MOBILE
qrcode
LINK

Copyright © 2005 - denkaseihin. All Rights Reserved.