巨大なサイズのファイルも一瞬で削除出来るコマンド del

コマンドプロンプト
あまりPCに詳しくない人ならば、多分殆ど使わないのではないだろうかと思われる「コマンドプロンプト」。
今現在のWindowsのようなグラフィカルな環境をGUI(Graphical User Interface)と呼ぶのに対し、 真っ黒な画面(デフォルトでは)にキーボードからコマンドを打ち込んでマシンを操作する環境を CUI(Character User Interface)と呼びます。
このコマンド環境では、コマンドの使い方をある程度把握しておかなくてはならないので、 馴染みのない方には非常に面倒で難しいものに思えるかもしれません。
ですがコマンドを利用すれば、GUIで操作するよりもずっと手早く簡単にできる事が沢山ありますし、 通常の操作ではできない事もコマンド環境では出来たりするのです。
そういうわけで、今回はごく簡単なコマンド「del」について触れたいと思います。

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タイトルにもあるように、この「del」はファイルを削除するコマンドです。
私は大きなファイルをまとめて削除する事が多いのですが、 あまりにサイズが大きすぎるとWindowsのデフォルトの設定ではゴミ箱に入らないことがあります。 (削除と同時にファイルを消す設定にしていれば、大きなファイルでもOKです。Shift+Deleteでも即削除できます。)
また、サイズが大きいと、削除するのにも時間がかかります。
私はそういう時にコマンドプロンプトで「del」を利用する事が多いです。
この「del」では、ただファイルを削除するだけではなく、 画像のみ・・またはテキストファイルのみ・・特定のフォルダ以下のファイルを全て削除する・・ 等というように、オプションで詳細を指定する事が出来ます。
以下は、delの構文とオプションです。
del  [/p] [/s] [/f] [/q] [/a:属性] ファイル名

/p ファイルを削除する前に確認のメッセージを表示
/s 指定ファイルを全てのサブディレクトリから削除
/f 読取り専用属性が設定されているファイルを強制的に削除
/q ワイルドカードを使用して一括削除する際、確認のメッセージを非表示
/a:属性 指定した属性が設定されたファイルを削除

※/qは/pとは同時指定不可

【属性】
a アーカイブ属性
s システム ファイル属性
h 隠しファイル属性
r 読み取り専用属性
- 指定した属性以外のファイルを対象
こうやって書くと、コマンドを良く知らない方にはややこしく思えてしまうかもしれませんので、 これから画像を交えて説明していきます。
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まず、Windowsの「スタートメニュー」→「全てのプログラム」→「アクセサリ」から、 コマンドプロンプトと書かれたアイコンをクリックしてください。
もしくは「スタートメニュー」より「ファイル名を指定して実行」をクリックし、 「cmd」と入力→「OK」をクリックします。
するとコマンドプロンプトの画面が立ち上がります。
Windows XPでは、デフォルトで「C:¥Documents and Settings¥ユーザー名>」 と表示されているかと思います。これは現時点でコマンドを実行しているディレクトリ(階層、フォルダ)を 示しています。
移動する事もできますし、設定より起動するディレクトリを変更する事も出来るのですが、 それについてはここでは書きません。

では、早速delを使用してみます。
ちなみに、以下の画像ではC:¥Documents and Settings¥ユーザー名>ではなく、 C:¥sample>となっていますが、これはCドライブのsampleディレクトリで実行しているという事 を意味します。
delコマンド

delコマンド
C:¥sample>del a.txt
sampleディレクトリ内のa.txtを削除します。
もちろんファイルは上のようにワイルドカードでの指定もできます。

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delコマンド
C:¥sample>del /p a.txt
/pはオプションです。
このオプションを指定すると、ファイルを削除する前に確認のメッセージを表示します(下画像)。
delコマンド
削除してもよければ「y」を、止める時は「n」を入力してEnter。
なお、この/p/q(確認のメッセージを非表示)と同時指定する事はできません。
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そして次は/sを指定してみます。
このオプションを指定すると、指定したファイルをサブディレクトリからも削除します。
delコマンド
C:¥sample>del /s *.txt
sampleディレクトリ以下にある全てのテキストファイルを削除します。
/sの指定がなければ、sampleディレクトリ内のテキストファイルのみの削除となりますが、 このオプションを指定する事で、sampleディレクトリ以下にあるディレクトリからもテキストファイルが削除されました。
delコマンド
コマンド拡張機能が有効な場合(デフォルトで有効になっています)、 /sを指定すると上のように削除されたファイルの一覧が表示されます。
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次はディレクトリを指定して削除します。
delコマンド
C:¥sample>del a
aディレクトリ内のファイルを全て削除します。
このようにディレクトリを指定し、その中のファイルを全て削除する場合、 /p(確認メッセージを表示)を指定しなくても確認メッセージが表示されます。
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次は/aを指定し、特定の属性を持ったファイルのみを削除します。
sampleディレクトリ以下の全てのファイル(サブディレクトリのファイルも)に適用させたいので、 同時に/s(指定したファイルをサブディレクトリからも削除)も指定します。
delコマンド
C:¥sample>del /s /a:h *.*
/a:に指定したhは隠しファイル属性を意味します。
a アーカイブ属性
s システム ファイル属性
h 隠しファイル属性
r 読み取り専用属性
- 指定した属性以外のファイルを対象
*.*は全てのファイルを意味しますので、全てのファイルのうち、 隠しファイル属性が設定されたファイルのみ削除されます。
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delコマンド
C:¥sample>del /s *.jpg
もちろんイメージファイルのみを削除する事もできます。
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なお、このdelコマンドで削除されるのはファイルのみで、
ディレクトリ(フォルダ)は削除されません。
ファイルと同時にフォルダも削除してしまいたい場合は、「rd」を使用します。
delコマンド
C:¥sample>rd /s sample
Cドライブにあるsampleディレクトリを削除します。
なお、rd単体の指定では、ファイルの削除は出来ないため、 削除するディレクトリの中にフォルダが残っている場合は、 /sオプションを指定してください。
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初心者でもわかるようにと思って細かく書いていたのですが、 長くて余計にわかりづらくなったかもしれません。
要は、コマンドプロンプトを起動させて、delを入力、 そして半角スペースを空けて削除したいファイルの入ったフォルダをドラッグ&ドロップで 放り込むだけで良いと思います。
私自身は、普段オプションを指定したりする事は殆どないのですが、 一応delの解説という事で書いておきました。
なお、フォルダごとファイルを削除したい場合は、最後に書いた rd /s フォルダ名を使用します。
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ちなみに、delと同じ働きをするeraseというコマンドがあります。
delコマンド
C:¥sample>erase /s *.jpg
こちらのコマンドは、オプションも意味も全てdelと同じですので、 特に覚える必要はないかと思います。
最後に・・コマンドを使いこなせるようになれれば非常に便利なのですが、 記述を間違ったりする事で、誤って大切なファイルを削除してしまったり する事があります。
ネット上でも、「実行すると面白い事が起こる」などと言って悪意のあるコマンドを 掲示板などに書き込んだりしている人がいますが、 コマンドプロンプトでは数文字のちょっとした記述でドライブのファイルを全て削除してしまう事も簡単にできます。
このページに掲載したものは簡単なものなので、間違える事は多分ないのではないかと思いますが、 使用する際は注意するようにして下さい。
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コマンド
CUI

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2009.09.17 Thursday | 初心者でも簡単コマンドプロンプト | comments(2) | trackbacks(0) | 記事URL
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Comment:
2013/04/14 1:34 PM, 原田 wrote:
初めまして
アンインストールできないプログラムをコマンドプロンプトにて削除しようと試みましたがアクセス拒否されてDOSですら削除できません。

プログラムはCyberlinkのPOWERDVD12です。
Del一括削除でできなかったため/sで試したところ数々のファイルから拒否されています。

先にコンピュータじからプログラムファイルから勝手に消せそうなファイルを消したのが間違いだったのでしょうか?ファイル名お一部変更してしまいました。

お力添えよろしくお願いします。
2013/04/15 6:43 PM, denkaseihin wrote:
原田様

お返事が遅れまして大変申し訳ございません。
もう解決されたかもしれませんが・・

>先にコンピュータじからプログラムファイルから勝手に消せそうなファイルを消した・・

との事ですが、それが原因だと思います。
プログラムのアンインストール時は、レジストリに保存された情報を元に行いますが、そのインストール時の情報とアンインストール時の情報が異なる場合に、今回のような症状が起きる事があります。

思いつく解決策としては、プログラムを一旦再インストール(上書き)した後、再度アンインストールを試みる。

もしくは
ttp://www.forest.impress.co.jp/library/software/winhand/
このようなフリーソフトを利用し、アンインストールを行う・・といった感じでしょうか。

もしまだ解決されていなければ、利用を検討してみてください。
ただ、ソフトを使用する事で新たな問題が発生しないとも限りませんので、利用は自己責任でお願いいたします。

既に解決済みでしたら、読み流していただければと思います。

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