ファイルの内容を1画面ずつ表示 more (1/2)

more
初心者でも簡単にできるコマンドの紹介です。
少し前に「find」というコマンドの使い方を説明したので、 次はfindの高機能版である「findstr」を・・と考えていたのですが、 これまでのコマンド紹介記事の中で「more」を使用する場面があったので、 先にそちらの説明を記事にまとめておこうと思います。
この「more」は単独で使用するよりも、他のコマンドと組み合わせて使用する事が多いコマンドです。

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以下、moreの構文とオプションです。
more [/e] [/c] [/p] [/s] [/Tn] [/+n] ファイル名

コマンド名 | more [/e] [/c] [/p] [/s] [/Tn] [/+n]

more [/e] [/c] [/p] [/s] [/Tn] [/+n] < ファイル名

/e 拡張機能を有効にする(デフォルトで有効)
/c ファイルの内容を表示する前に画面内容を消去する
/p フォームフィード()文字を展開
/s 複数の空白行がある場合、1行に縮小して表示
/Tn タブを「n」個のスペースに置き換える(デフォルトでは8)
/+n 最初のファイルを「n」行目から表示する
コマンド名 出力させるコマンドを指定

※フォームフィードとは「改ページ」の事。
書式が一つではないので、パッと見た感じではややこしそうに見えますが、全くややこしくありません。
書式は、一番上が通常のコマンドとしての使用法で(コマンド オプション ファイル名)、 中央が|(パイプ)を使用してmoreにコマンドを引き渡す使用法(コマンド | more オプション)、 一番下は入力元(ファイル)を指定して、その内容をmoreに引き渡す方法(more オプション < ファイル名)です。
最後の書式で使用されている「<」は、リダイレクト()と呼ばれる記号で、 同じ仲間の「>」はtreefindでも 出てきました。
※リダイレクト・・キーボードからの入力を受け取って画面へ出力する事を標準入力・出力 (Standard Input/Output)と呼び、 通常はそれら(キーボードやディスプレイ)がデフォルトになっています。 リダイレクトを使用すると、その標準入力先や出力先を変更する事ができます。
このリダイレクトはとても便利なもので、コマンドプロンプトでは頻繁に使用しますが、 ここでは詳しくは触れません。(また後日、別記事で書く予定です)
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で、肝心のmoreの機能ですが、 このコマンドでは指定したファイルの内容を画面に表示させる事ができます。 表示させるファイルの内容が一画面に収まらない場合は、一行ずつ、もしくは1ページずつ表示させる事ができます。 (treeでは、 この「一行ずつ、もしくは1ページずつ表示させる」という機能をパイプによって利用しました。)
表示させるファイルは複数、またワイルドカードを使用する事も可能で、 複数ファイルを表示させる場合にはファイル名をスペースで区切って入力します。
「一行ずつ、もしくは1ページずつ表示・・」という事ですが、 more使用時、もしもファイルの内容が一画面に収まらない場合には、 最初の一画面分が表示された後、画面の下部に「-- More --」という表示が現れ、 一時的に処理が停止します。
そこで、予め決められた制御キーを押す事により、 一行ずつ、もしくは1ページずつ表示させていく事が出来るのです。
この制御キーについては、以下の通りです。
【制御キー一覧】

P 行数を尋ねられるので数値を入力、入力した行数分を表示
S 行数を尋ねられるので数値を入力、入力した行数分をスキップ
F 次のファイルを表示
Q 終了
= 行番号(画面に表示されている最終行の)を表示
? ヘルプを表示
<space> 次ページを表示(1ページずつ表示)
Enter   次の行を表示(一行ずつ表示)
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では実際にmoreを使ってみましょう。
簡単なコマンドですので、はじめからいくつかオプションを指定して使用します。
以下は例で使用するsample.txtの内容です。
sample.txt
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moreの一例として、/T0/sオプションを指定し、 このsample.txtの内容を画面に表示させてみます。
moreコマンド
C:¥sample>more /T0 /s sample.txt
/T0はファイル内に使われているタブを指定した数値に置き換えます。ここでは 「0(ゼロ)」を指定。 そして/sは、ファイル内に複数の空白行がある場合、1行に置き換えて表示させます。
これをコマンドラインで実行させると以下のように表示されます。
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moreコマンド
ファイル内のタブは0個分のスペースに置き換えられ、 複数の空白行は1行に置き換えられました。
ファイルの内容を1ページで表示し切れなかった為、 「-- More --」を表示したまま、一時的に処理が停止しています。 何らかの制御キー(ページの上の方に掲載)を押す事で、再度処理を続行させたり終了させたりする事ができます、
Lenovo 【製品レビュー&記事】 (16)
HP 【製品レビュー&記事】 (15)
東芝 【製品レビュー&記事】 (9)     ←タブを0個分のスペースに置換
Panasonic【製品レビュー&記事】 (4)   ←タブを0個分のスペースに置換
EIZO 【製品レビュー&記事】 (2)     ←タブを0個分のスペースに置換
Lenovo(デスクトップパソコン) (8)   ←タブを0個分のスペースに置換
Lenovo(ノートブックパソコン) (17)
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                    ←4行分の空白を1行に置換
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-- More (61%) --

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次は | パイプと共に使用する方法です。
treeでも例として使用しましたが、 多分moreはこちらの使い方が一番多いのではないかと思います。
以下に、treeと組み合わせた使用法をあげてみました。
moreコマンド
C:¥sample>tree /f | more
treeはディレクトリツリー(階層構造)を表示するコマンドです。 オプションに/fを指定し、 ディレクトリに含まれるファイルも全て表示させます。
その後さらに |(パイプ)という機能を使用し、 treeの出力結果をmoreに引き継がせています。 以下はその実行結果です。
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moreコマンド
treeのみの指定ならば、処理結果(ディレクトリツリーの表示)は 一画面に収まる・収まらないに関わらず、全て一気に表示されてしまいます。
ですが、パイプを使って出力した内容をmoreに引き継がせる事により、 一画面ずつ表示させる事が出来るようになります。
C:.
│  cc.txt
│  find.txt
│  sample.txt
│  sample2.txt
│  sample3.txt
│  ssss.txt
│  ttt.txt
│
└─aaa
    │  aaa.jpg
    │  bbb.jpg
    │  cc.txt
    │  ccc.jpg
    │  ddd.jpg
    │  eee.jpg
    │  fff.jpg
    │  qq.txt
    │  zz.txt
    │
    ├─bbb
    │      aaa.jpg
-- More  --

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そして次はmoreと「<(リダイレクト)」を組み合わせた使用法です。
リダイレクトについては過去のコマンド記事でも何度か触れましたが(後日また別記事にします)、 これまでに説明したのは「>」についてでした。
>」はコマンドの処理結果の出力先を、画面上ではなくファイルに変更する為の 符号で、「コマンド > ファイル名」とする事により、 処理の内容を指定したファイルに書き出す事ができます。
<」はその逆で、「コマンド < ファイル名」 と記述する事により、通常はキーボードに設定されている入力元をファイルへと変更する事ができます。 (コマンドの入力は、リダイレクト符号以降に指定したファイルから読み込まれます)
ちなみにコマンドと「>」の組み合わせは比較的よく使用されます。 ですが、「<」とmoreの組み合わせに関しては 通常はそれほど使用する事はないだろうと思われます。
なので、ここではあえて細かく触れないでおこうかとも思ったのですが(解説が長くなりそうなので)・・
・・しかしそれでは不完全燃焼になりそうなので、一旦ここで記事を区切り、 次回の記事で「<」とmoreを取り上げて解説しようと思います。
なお、このリダイレクト(正確にはリダイレクション)の機能は本来UNIXに搭載されていた機能で、 コマンドプロンプトではその機能の一部を搭載しているに過ぎません。UNIXのコマンドでは、 この機能を利用可能なものが沢山あります。 (参考記事:UNIXとはUNIX基本中の基本
では、次回の記事も宜しくお願い致します。
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リダイレクトとは
UNIX(ユニックス)とは
I/O(アイオー,Input/Output)とは

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2009.09.25 Friday | 初心者でも簡単コマンドプロンプト | comments(0) | trackbacks(0) | 記事URL
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