ファイルやディレクトリの属性を変更 attrib

attrib.exe
初心者でも簡単に使う事のできるコマンドのご紹介です。
今回ご紹介するのは、attribというコマンド。
タイトルにもあるように、attribはファイルやディレクトリに設定されている 属性を表示したり、変更したりする事が出来るコマンドです。
この属性とは「読み取り専用属性」「アーカイブ属性」 「システム属性」「隠しファイル属性」の 4つを指し、GUI環境では「読み取り専用属性」と 「隠しファイル属性」の2種のみ設定できるのに対し、 attribでは全ての属性を設定する事が出来ます。
とても簡単なコマンドですが、 今回もいつも通り各オプション等の説明や幾つかのattribの使用例を掲載していますので、 興味のある方は読んでみてください。

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以下はattribの書式とオプションの一覧です。
attrib [+属性 | -属性] [ファイル名] [/S [/D]]
ファイル名 処理するファイルまたはディレクトリを指定
+ 指定した属性を設定する
- 指定した属性を解除する
r 読み取り専用属性
a アーカイブ属性
s システムファイル属性
h 隠しファイル属性
/s 現在のディレクトリのファイル、そしてそのディレクトリ以下サブディレクトリ内のファイルを処理
/d ディレクトリの属性も処理の対象とする
attribは、ファイルやディレクトリの属性を表示、変更するコマンドです。
属性とは「読み取り専用属性」「アーカイブ属性」 「システム属性」「隠しファイル属性」 の4種を指し、「r」「a」 「s」「h」 といった属性文字を指定することで、これらの属性をファイルに設定したり解除したりする事ができます。
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各属性文字が表す属性の意味は以下のようになります。
r  読み取り専用属性
Read Only(読み取り専用)にする属性で、基本的にこの属性が設定されているファイルは、 変更〜保存や削除ができません。但しコピーは可能で、コピーされたファイルは読み取り属性を継承しません。
a  アーカイブ属性
Archive(記録・保存の意)属性。コピーされたファイルや保存されたファイルに設定される属性です。
s  システム属性
Windowsのシステムファイルに設定されている属性。この属性が設定されているファイルには、 読み取り専用属性・隠しファイル属性が同時に設定されます。
h  隠しファイル属性
この属性が設定されているファイルは、通常の設定では見る事が出来ず、削除も出来ません。 ディレクトリ内のファイルを表示させるdirなどでも表示されなくなります(/aを指定すれば表示可能)。
通常、属性の指定や解除には「+」「-」 をattribに続いて入力します。
C:¥>attrib +h sam1.txt  ←隠しファイル属性を設定
+属性文字」とする事で、対象となるファイルやディレクトリに その属性文字が意味する属性を設定する事ができ、「-属性文字」 とする事で属性を解除する事ができます。
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オプションを何も指定しない場合は、対象となるファイルまたはカレントディレクトリ に存在しているファイルの属性を表示します。
C:¥ddddd>attrib
A          C:¥ddddd¥a.txt   全てアーカイブ属性が設定されている
A          C:¥ddddd¥comp1.txt 
A          C:¥ddddd¥comp2.txt 

C:¥ddddd>
また、これらの属性は「+r +h」などというように複数同時に設定する事ができます。
(同じ属性を設定する事は不可)
a.txtに読み取り専用属性、隠しファイル属性を設定し、アーカイブ属性を解除
C:¥ddddd>attrib +r +h -a a.txt
a.txtを確認すると、r・h属性が設定、a属性が解除されている
C:¥ddddd>attrib a.txt
    HR     C:¥ddddd¥a.txt

C:¥ddddd>
なお、対象とするファイルにシステム属性、または隠し属性が設定されている場合は、 他の属性を設定する事は出来ません。他の属性を設定する場合はシステム属性、隠しファイル属性を解除後、 新たに設定しなおす必要があります。
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では早速、attribを使用した例を挙げてみましょう。
以下のaaaaaディレクトリ内のファイルをサンプルとして使用します。
attribの使用例
まずはじめに、aaaaaディレクトリ内のファイルの属性を確認します。
attribの使用例
C:¥aaaaa>attrib
attribにオプションやファイル名などのパラメータを何も指定しない場合、 カレントディレクトリ内のファイルの属性を一覧表示します。
実行すると・・
attribの使用例
aaaaaディレクトリ内のファイルが一覧表示されました。
C:¥aaaaa>attrib
A          C:¥aaaaa¥a.txt  ←アーカイブ属性
A   H      C:¥aaaaa¥b.txt  ←アーカイブ、隠しファイル属性
A          C:¥aaaaa¥c.html  ←アーカイブ属性

C:¥aaaaa>
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attribの使用例
C:¥aaaaa>attrib +r +h a.txt
ディレクトリ内のa.txtに、 読み取り専用属性と隠しファイル属性を設定します。
attribの使用例
設定されているかattribで確認してみます。
attribの使用例
a.txtに、新たに読み取り専用属性と隠しファイル属性が設定されました。
C:¥aaaaa>attrib
A   HR     C:¥aaaaa¥a.txt
A   H      C:¥aaaaa¥b.txt
A          C:¥aaaaa¥c.html

C:¥aaaaa>
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上に引き続いて、隠しファイル属性が設定されたa.txtを使用します。
attribの使用例
C:¥aaaaa>attrib +s a.txt
隠しファイル属性が設定されたa.txtに、システムファイル属性を設定してみます。
attribの使用例
C:¥aaaaa>attrib +s a.txt
隠しファイルは再設定できません - C:¥aaaaa¥a.txt

C:¥aaaaa>
設定する事が出来ませんした。
このように、隠しファイル属性やシステムファイル属性が設定されたファイルには、 新たに属性を設定する事が出来ません。
隠しファイル属性を解除し、改めてシステムファイル属性を設定してみます。
attribの使用例
C:¥aaaaa>attrib +s -h a.txt
+属性文字で属性を設定、-属性文字で 属性を解除します。ここでは隠しファイル属性を解除し、システムファイル属性を設定しています。
attribの使用例
attriba.txtの属性を確認してみます。
attribの使用例
a.txtの隠しファイル属性が解除され、新たにシステムファイル属性が設定されました。
C:¥aaaaa>attrib
A  S R     C:¥aaaaa¥a.txt
A   H      C:¥aaaaa¥b.txt
A          C:¥aaaaa¥c.html

C:¥aaaaa>
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以上でattribの説明は終了です。
なお冒頭でも述べましたが、ファイルやディレクトリの属性の設定は、GUI環境からでも行う事ができます。 (ファイルを右クリック→プロパティ
ファイルのプロパティ
しかしGUI環境からは「読み取り専用属性」と「隠しファイル属性」のみの設定しか行えませんし、 attribのように複数のファイルをまとめて設定するという事も出来ません。 (※ディレクトリのプロパティより属性変更を行うと、ディレクトリ以下のファイルの属性も変更されます)
attribではワイルドカードを利用してのファイル指定も行えますので、 ファイルやディレクトリの属性変更は、コマンド環境から行った方が素早く柔軟に設定する事ができて便利です。
それでは、また次回も宜しくお願い致します。
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アーカイブとは
隠しファイルとは

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2009.10.16 Friday | 初心者でも簡単コマンドプロンプト | comments(0) | trackbacks(0) | 記事URL
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